小学生は、休日以外毎日お世話になっているランドセル。もちろん私も毎日ランドセルを背負って学校へ行きます。でもただ学校へ行くだけでなく、私は、ランドセルを背負いながら歩いている時にたくさんのことを考えます。特に帰り道、学校であった楽しかった出来事やくやしかったこと、テストの点数が悪くてお母さんにおこられるなぁやだなぁと思っていること、全部ランドセルが聞いています。先生、友だち、お家の人だれーも聞いていないのにランドセルだけは背中で毎日私の思っていることをずーっとずっと聞いていたんです。私は、友だちとけんかして、落ちこんだり、あやまろうと思ったり、イライラしたりしたことがたくさんあったけど、そのたびに、いつも背中からランドセルが私をはげましてくれたのかもしれません。
それに、ランドセルの役目、教科書を入れるということは、ランドセルにとっては、人間がごはんを食べるのと同じように、ごくふつうのことだと思いますが、教科書がたくさん入っていると、私は、重たくて重たくて、学校へ行く気分になれません。けれど、ランドセルはぎゅうぎゅうづめの教科書におされて、苦しくて、
「いたいよ、いたいよ〜うっうっう。」なんて言いながら、私より大変な思いをしているのかもしれないです。逆にランドセルの中身が少ないときは、ランドセルが軽いためつい走ってしまうから、教科書がバッタンバッタン動いて、ランドセルは、
「そんなに走らないで。落ち着いて。」と言っていて、少しおこっているかなぁと私は心の中で思いました。けれど、私も人のために何か役に立てるとうれしいから、それと同じように、自分が苦しくても、役に立ててるからうれしいかもしれません。
ランドセルには、もう、五年半もお世話になっています。もう少し早く気付けば良かったけど、今からでも、少していねいに使うようにしてきます。あと一年半、がんばってランドセルの役目を果たしてね。それと、今までありがとう。